2014年7月20日日曜日

ネドヴェドのインタビュー「コンテ辞任とアッレグリについて。スアレス噛み付き事件で彼が取った行動とは」

Tuttosportにネドヴェドのインタビューが掲載された。19日に「コンテ退任の真相」として一部が紹介されたものの続きである。

「アントニオ(・コンテ)は、チームとの確執ではなく、監督を続ける意欲が無くなったから辞任をした。すでに5月には辞任の意向を私たち幹部に告げていたんだけど、話し合いをしてバカンスの間にもう一度考えることになった。だが戻ってきた時も、彼の決意は変わっていなかった。
メディアで言われていることは何一つ正しくない。彼は単純に疲れていただけなんだ。昨シーズンの終わりにそう言っていたとはいえ、それでも彼の決断に私たちは驚いたよ。だけど、メルカートの戦略は何一つ変わらない。つまり、私たちはチームに重要な選手を一人も売るつもりはない。」

これに加えてTuttosportに20日に掲載されたインタビューは以下のとおり。
「私は彼の決断の内実をキチンと理解している。ユヴェントスにおける監督業を辞めた時、彼は疲れ果てていた。そこには、彼はどんなことも怠けようとしなかったという理由がある。家でビデオを見ながら研究をすることや、選手たちに何をして欲しいかを説明すること、スタッフに会うこと、全てを彼は一生懸命にやった。この完璧主義が3シーズンの時を経て、彼の大きな疲労に繋がっていった。
私たちにとって、コンテの辞任は大きな損失だ。コンテは偉大な監督であり、彼のやってきたことを私たちは賞賛している。彼が素晴らしい仕事をしてきたからこそ、私たちは彼がいなくなってとてもさみしく感じている。
ワールド・カップの間、全てのチームがその後の事(新シーズンに向けたメルカート)の準備をしていた。だから、コンテが辞任をしたとき、多くの人がその原因をメルカートの失敗だと言ったのだろう。だが、私たちの計画は最初からずっと明白だ。それは全ての優秀な選手を残留させるということ。もちろんヴィダルとポグバはここに含まれている。
ただし、大きな移籍話が来た時はそれについて考えないといけない。それが私たちの仕事である。けど、最初から彼らを売るつもりはない。私たちはチャンピオンズ・リーグで勝ち上がろうとしているわけだから、私たちの計画に無い選手しか放出はできないんだ。」

アッレグリについて
「私たちはコンテの辞任の後にすぐに行動に出た。厳しいことだけど、コンテがいなくなったことが大きな損失だからこそ、私たちはアッレグリのような優秀な監督を一刻も早くトリノに連れてこなくてはならなかった。短い時間に監督を見つけることは簡単なことではなかった。
私たちには二人の候補がいた。アッレグリとマンチーニだ。マンチーニはイタリア代表の監督になるという話があったから、私たちはアッレグリと合意をした。彼は素晴らしい戦術的知識を持っており、勝者である。」

キエッリーニについて
「最初、キエッリーニがスアレスに噛まれた事に対してまるで子供のように振る舞った時、私はそれを見て気分が悪くなった。私はマロッタに聞いてから、すぐにキエッリーニと直接話をしたよ。しかし、ジョルジョはあの後にすぐに反省したみたいで、FIFAにスアレスの罰則期間を短くするように願い出ていた。キエッリーニはこのように知的で素晴らしい選手だが、スアレスもまた、偉大な選手だよ。できることならすぐにユヴェントスに連れてきたいね。実際に2年前に私たちは彼を獲得しようとしていたけど、私もそれには乗り気だった。彼は偉大な選手である。それで充分だ。」

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